お知らせ

学生サークル「ほんわか大木須♪」です!

このカテゴリーでは、
地域で活動している学生にみなさんの声をお伝えしていきます。
記念すべき第1回は、発足まもないサークル「ほんわか大木須♪」。
代表の細野さんにサークルの紹介記事を書いていただきました。

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ほんわか大木須♪ 代表:細野天智(農学部森林科学科3年)
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・サークルを始めた理由

  『ほんわか大木須♪』は『人と自然の共生を学ぶ』という大学の授業から生まれました。サークル長の私が言ってしまうのもどうかと思うのですが、実をいうともともと私は農村の方々と関わったり、地域の文化について学んだりということにはあまり興味がなかったのです。ただ、私は自然というものはとても好きで、中でもキノコを含む菌類に強い興味がありました。先程申し上げました『人と自然の共生を学ぶ』の授業はまさに大木須という地域で農村が抱えている様々な問題について真剣に考えるというものだったのですが、私からしてみればただ単にキノコを探しに行くためのフィールドを開拓したかったがためにこの講義を受講したわけなのです。いま思えばトンデもない理由ですね。とまあ、そのような形で大木須に関わったのが始まりだったのですが、地域の方々のお話を聞いたり大木須を見学させていただいたりしていると、農村が抱えている深刻な問題を目の当たりにして胸を打たれました。例えば、人口の減少や少子高齢化が深刻化してしまったせいで、農村に雑草がはびこり景観の悪化や地域の方々の生活に支障をきたしてしまう雑草問題や、田畑などが放棄されてしまった耕作放棄地の問題、人間の活動が減少したことで野生動物の住みかが増えてしまい田畑を荒らしたり民家に被害をもたらしてしまう鳥獣害の問題など、深刻な問題があります。大木須の方々もこうした問題を解消するため、草刈りなどの作業を頻繁に行っておられるのですが、作業時間と作業できる面積、草刈りにかかるコストを算出したところ、とても大木須全域を管理することは難しいといった結果になってしまいました。このような問題を学ぶうちに、私たちにも農村が抱えている現状をどうにかできないかと興味が湧いてきました。しかしながら、大学の授業というのは当然のことながら決められた回数で終わってしまいます。『人と自然の共生を学ぶ』の授業は1年間の通年なわけですが、この1年が終わってしまったら基本的に授業で大木須に行く機会はそう多くないでしょう。ですが、授業が終わったからといって大木須とハイサヨナラというのは寂しいです。私たちも大木須を舞台に1年という短い間ではありますが、真剣に考えて悩みながら農村の問題に挑戦したのです。そこで、さらに大木須を舞台に活動したい、地域の方々とともに農村を盛り上げていきたいという気持ちからこの授業を受講していた有志が集い、『ほんわか大木須♪』を立ち上げたというわけなのです。

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大木須地区のみなさんと。稲刈りのあとで。

 

・ほんわか大木須♪の活動

   私はこのサークルの目的は、大木須を多くの方に知ってもらうこと、大木須の方々とともに大木須を盛り上げていくことだと考えています。私は鳥獣害などの問題は人間の活動が減少したため、野生動物の行動範囲が広がってしまったと考えており、こうした問題を解決する鍵こそ人間の活動の活発化だと考えています。そのために地域を盛り上げていきたいのです。『ほんわか大木須♪』は2016年度から始まりまして、この年は大木須で鮭堆肥や猪堆肥などを使って「ゆうだい21」という宇都宮大学で誕生した品種のお米を育てて、収穫や脱穀して小袋にオリジナルのパンフレットとともに入れて大木須の古民家で販売しました。この鮭堆肥は産卵のために那珂川を遡上してきて、産卵後息絶えてしまったものを堆肥として有効利用したものです。息絶えてしまった鮭はそのまま放置しておくと腐敗してしまい嫌な臭いを出すもととなってしまうのですが、鮭堆肥にすることで息絶えてしまった鮭は今度は大木須の田んぼの堆肥となり、お米に栄養を与えてくれるのです。2017年度は、主にニホンミツバチの飼育を行っています。大木須ではニホンミツバチを飼育している方がいらっしゃるのですが、この方から2群いただき、大学構内で飼育をしています。その他にもTwitterで『ほんわか大木須♪』のアカウントを作り、サークルの活動内容や大木須を発信していけたらと思っています。2017年度には新しく加入してくれた人も多く、正式にサークルとして認められることができました。今後の展望としては、さらに大木須の地域の方々と繋がったり、大木須の活発化に努めたり、発信していく場になったらと思います。もちろん、あくまでモットーは「ほんわか」なので地域の方々やサークル員がまったり楽しくできるようにしていきたいですね。


昨年販売した、大木須の「ゆうだい」

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