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日本サーファクタント工業株式会社の技術部で、界面活性剤を使った化粧品や医薬品等の原料開発、製造工程の改善などの仕事をしている木村拓馬さんに、今の仕事を選んだ理由、学生時代のこと、進路に悩む学生へのアドバイスを伺いました。

就活を通して今の会社を知った

この会社を知ったのは就職活動のときで、リクナビ、マイナビはもちろん見ていたんですけど、大学の掲示板でこの会社の求人案内を見つけました。化粧水で自分の肌の乾燥が改善されたことや、ワックスで頭髪が整ったなどの自分の悩みが化粧品の使用によって改善されたことがきっかけで、化粧品関係に興味を持っていました。その中で、化粧品の原料を作っているところを実際に見にいってみようと思って、工場見学に行きました。その時に案内してくれた先輩たちの人柄がすごく良かったんです。それがここを志望する最初のきっかけでした。また、工場内は、想像していたのとちょっと違っていて、いい意味で裏切られました。原料を実機で何トンも作っているというのがイメージできていなかったので、それを見せてもらって、何を作っているのかわからないけど、なんだかすごいなと思いました。どこの会社も同じですけど、大学の実験室とは比べものにならない大きさに純粋に驚いて、興味が湧きました。就職先の候補とすることに迷いはなかったですね。この会社から内定を頂いてすぐに、他の会社は全てお断りしました。

会社に実際に行ってみることで、ネットや紙面上での文字の会社情報よりも、より多くの情報を得ることができました。私の場合、就職するきっかけになったと思います。就職した今、周りの人の話しを聞いても、こんなにいい会社は他にないと思っています。それぐらい仕事は面白いです。何が面白いのかといえば、界面活性という化学技術を使って身近なものを商品化できることです。

多くの人が、「何ができるんだ?何に使われているんだ?」って疑問に思うと思うんですけど、例えば、化粧品の成分ラベルに界面活性剤が書かれているのを見たときに、こんなものにも含まれているんだって実感できると思います。自分が作った界面活性剤が成分として商品に採用されると「この仕事にして良かったな!」と嬉しさを感じるし、仕事のやりがいを感じます。

世間的には、あまり認知されていないですが、BtoB(会社を相手に事業を展開する会社)の会社も面白いと思います。その面白さをこの会社に勤める中で実感しています。

今に活きる学生時代とは

学校の勉強とサークルとアルバイトを全部ギリギリぐらいでやっていました。学業がちょっと怪しいぐらいで(笑)。サークルは“うた会”というバンドサークルに所属していました。高校の頃からギターをやっていて、友達とグループを組んで、自由にやっていました。放課後に学校で練習したり、友達の家にあるプレハブ小屋のようなところで演奏したりしました。

このサークルの先輩後輩との上下関係や同世代との関わり方、それからアルバイトでの接客の体験など、いろいろな経験が仕事上で人とコミュニケーションをとる時にとても役に立っていると思います。今になって学生時代を振り返ってみると、もっと勉強をしておけば良かったと思います。仕事をしていて、化学の基礎知識を必要とされることがかなりあるんです。もちろんネットで調べればわかりますし、本を読めば書いてあることなのですが、基礎知識があれば、もっと仕事も進みやすいのに、と思うことがあるんですよね。

日本サーファクタント工業株式会社の技術部で、界面活性剤を使った化粧品や医薬品等の原料開発、製造工程の改善などの仕事をしている木村拓馬さん

目標は、尊敬する先輩を超えること

私はもうすぐ入社して2年が経ちます。まだまだ未熟なところばかりですが、職場の先輩たちのおかげで本当に楽しく仕事をすることができています。私の部署は私を含めて5人なのですが、部長がいて、いま入社10年目ぐらいの先輩3人がいて、私が、久しぶりに新入社員として配属されたんです。最初は、少し年の離れた先輩だったので、不安だったんですけど、みんな優しくしてくれて、本当に感謝しています。過去には、交流を深めるために、部署で那須塩原のホテルに泊まることがあったんですが、そのときに一緒にスノーボードをやりました。とても楽しい社員旅行でした。一緒に働く職場の人がとにかく優しくて、ここに就職できて良かったなと本当に思います。

部署の先輩はみんな尊敬しています。人付き合いがすごくいいこと、仕事の教え方が優しく丁寧で、私のことを考えて教えて下さいますし、物事の見方が多角的かつ、様々な事に気が付く視点を持っているんです。例を挙げると、実験1つとっても、結果から得る情報量が明らかに私と違うんですよね。「こうしたら、こうなるんだ」のような原因と結果くらいしか得られない私とは違って、先輩たちは、その事実の先まで考えられると言えばいいんですかね…なぜそうなるのかという理由や、この条件を変えたらどうなるのかなど、事実その結果からどんどん広げて、深堀りしたり、発展させたりすることができるんです。多くの見方ができるから、必然的に、1つのことから得られる情報量が多いんです。そういうところが、まだまだ自分には足りない部分で、日々勉強させてもらっています。先輩のような人になることが今の目標で、早く追いつけるように、また、先輩を追い越せるように頑張っています。

自分の譲れない条件を見つける

就職先を考えるときは、自分が何を重要視するのかを考えることが大事だと思います。仕事に求めることは人によって様々だと思うんですけど、給料、休み、人間関係、労働環境、職場の雰囲気、仕事内容、興味があるかどうか、といろいろな条件があります。就活を経験してみて思うんですが、それらを全部満たす企業は、ほとんどないと思います。だからまず、自分の譲れない条件を選ぶんです。私の場合は、仕事内容と人間関係、休みを選びました。仕事内容は事前に会社のHPやパンフレットを見て知りました。この会社を見学した時に職場の雰囲気がわかって、休みは会社の求人情報を見るとわかりました。もし、条件が同じような2社で迷っているならば、会社の評判をネットで調べてみたり、人に相談して他人の意見を聞いてみたり、それでも決められないならば、最後は、コインの表か裏かで決めてしまってもいいと思います(笑)

また、就活を何から始めるべきかわからない人は、とりあえず、「就活情報サイト」などに登録して、企業の情報をたくさん見てみて、自分の興味のありそうな企業を見つけてみてください。私の経験から言うと、学科の掲示板がかなりおすすめです。大手の就活情報サイトなどに求人を出していないけれど、地元でがんばっている優良企業がたくさん掲載されているので。大手も中小企業もまんべんなく知りたい、と思う学生はぜひチェックしてみてほしいです。

インタビュー・執筆
鶴田弘樹|工学部電気電子工学科3年

インタビューの雰囲気が和らぐように、絶えずユーモアのある会話で僕に気を遣って下さり、木村さんが目標とする優しい先輩の様に、とても優しく接して頂きました。また、今の仕事が本当に楽しいという気持ちがお話しからすごく伝わってきました。自分もこれから就活の時期になるので、自分にあった会社を選ぶために自分の譲れない条件を見つけることから就職活動を初めてみようと思いました。

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