「住みよい栃木に」と願いながら 「住みよい栃木に」と願いながら 「住みよい栃木に」と願いながら

宇都宮大学教育学部生涯教育課程地域社会教育コースを卒業した小森亜弓さんは、栃木県庁保健福祉部こども政策課の子育て環境づくり推進担当で、主に結婚支援・子育て支援に関する業務を担当しています。皆さんは県職員というお仕事についてどのようなイメージをお持ちですか?栃木県職員を目指したきっかけから、現在のお仕事について、小森さんが目指す栃木県像など様々なお話をしていただきました。

公務員を目指すようになったきっかけ

生涯教育課程地域社会教育コースでは「地域」というカテゴリで、政治学や経済学、法学、地理学、社会教育など幅広い分野を学習してきました。当時所属していた廣瀬隆人先生の社会教育のゼミで、地域住民の方々が行っているまちづくりの活動について調査していた時に、活動を継続して行っていくためには金銭面や人員面などにおいて課題があることが分かりました。そこから、「このような活動をさらに発展させていくためには、行政のバックアップが必要なのではないか」と思い、「行政の側に立って、県内各地で様々な活動をしている人の役に立つことをしたい」と考えるようになりました。それに加えて、その当時県庁への就職が決まったゼミの先輩が素晴らしい方で、「私もこういう人になりたい」という憧れの気持ちがより県庁で働きたいと思うきっかけになったように感じています。

真岡土木事務所からこども政策課へ

晴れて県庁に就職した私が最初に配属されたのは土木事務所でした。そこでは庶務として、庁舎管理などを担当していました。3年後初めての異動があり、今勤務しているこども政策課に配属されて、現在は結婚支援や子育て支援に関する仕事をしています。

栃木県の結婚支援事業

「とちぎ未来クラブ」って知っていますか?

栃木県が事務局となり、県を含む県内の45の団体が集まって、県民総ぐるみで結婚・子育てを支援していこうという組織です。現在県では、この「とちぎ未来クラブ」で結婚支援事業をしています。「結婚したいけど、なかなか出会いの機会がない」という方に向けて、様々なイベントや事業を実施し、出会いの機会を提供しています。

具体的には「婚活イベントの開催」や「結婚サポーター事業」、「とちぎ結婚支援センターの開設」などを行っています。

「婚活イベント」は、平成28年度は月1〜2回のペースで計12回、県内各地で開催しています。身だしなみセミナーやスイーツ作りなども取り入れ、「参加したい」「参加して良かった」と思ってもらえるようなイベントになるよう努めています。

「結婚サポーター事業」では、サポーターの方(仲人さん)に、結婚相談に乗ってもらったり、イベントの情報提供をしてもらったりしています。実際にサポーターを介してお引き合わせを行う「縁結び事業」も行っています。

新しい事業である「とちぎ結婚支援センター」は、平成29年1月14日に宇都宮市内に開所し、現在登録会員を募集中です。センターでは、コンピューターで自分が結婚相手に求める条件を検索すると条件に合った方が表示される、というようなマッチングシステムを導入しています。

こうした様々な結婚支援事業を行って、実際に結婚報告をいただくこともあります。報告を受けたときはとてもうれしいですね。

宇都宮大学教育学部生涯教育課程地域社会教育コースを卒業した小森亜弓さん

少子化対策について

結婚はプライベートな部分であるので、結婚支援を行政が行うことに疑問を持たれることもあります。しかし少子化が進み深刻化している現状を考えると、県としても対策をとっていく必要があり、その中で「結婚支援」は重要な取組の一つとなっています。県が積極的に新しい事業を始めていくことで、市町など周囲に波及効果をもたらし、そうしてその事業が認知されていき、県全体での結婚に対する機運醸成を促すことも県の役割として必要なことだと思っています。時に県民の方々の意見をいただき、それらを事業に反映しながらより充実した支援を行っていきたいと考えています。

より魅力的な栃木県に

栃木県職員の一人として、栃木県をより魅力的な県にし、その魅力を積極的に発信していきたいと考えています。東京にも新幹線で1時間かからないで行ける便利な立地でありながら、自然も豊かで住みやすく、人も穏やかで、優しい。そんな魅力のある栃木県に一度来てもらいたい。そして住んでもらいたい。そう願いながら仕事をしています。

インタビュー・執筆
後野仁奈|農学部農業経済学科3年

大学時代の学習を通して「自分のやりたいこと=まちづくり・地域振興」を確立し、まちづくりとは直接的には関わらない別の部署でお仕事をしている今でも、やりたいことを忘れていない小森さんの姿勢に感銘を受けました。また、学生時代に積極的に参加したボランティア活動やアルバイトなどを、思い出としてではなく、経験として今のお仕事に役立てているということから、私も経験をどう活かしていくか考えるようになりました。ありがとうございました。

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